踊らにゃそんそん〜♪
 
 私たち「ねたきりになら連」は、「脳血管障害などで手足の不自由な方も、私たちといっしょに『阿波おどり』をたのしみましょう。」という趣旨の徳島生まれのボランティアグループです。
 「ねたきりになられん」という言葉は、「寝たきりになってはいけませんよ」 といった意味の阿波(徳島)方言です。

 平成5年、介護医療の草分け的存在である当時の伊豆逓信病院副院長、大田仁史先生の「阿波おどりが誰にでもできる踊りなら、障害を持ったお年寄りでも踊れるのでは・・・。」という一言がヒントになりました。  そして、徳島老人ケア研究会の石川富士郎会長を実行委員長に選び、徳島県内外の医療・福祉関係者、商工会・青年団などの実行委員のボランティア協力を得て結成され、運営されています。 さらに、この活動を知った新のんき連の姓億政明さんが協力を申し出てくれたことが大きな助けとなっています。
 姓億さんといえば、徳島では知らない人がいないほど有名な「写楽おどり」のあの姓億さんです。実は、姓億さん自身も以前、脳内出血で倒れたことがあります。懸命なリハビリの結果、演舞場に完全復帰したという経験は私たち「ねたきりになら連」への大きな励ましとなっています。

  平成5年以後、毎年8月の徳島市での阿波おどりに参加してまいりました。
はじめて参加した夏、あの演舞場を埋め尽くした観客の方々からの「うおーっ」という歓声に、鳥肌が立つような興奮と感動を覚えました。 脳血管障害などで手足の麻痺などがある方でも、症状が安定していれば徳島県内外を問わず参加できます。阿波おどりというのは、まさに「おどらなそんそん」で、その楽しさは自ら参加し、自ら踊ってみないとわかりません。体の不自由なお年寄りも、自宅や病院に引きこもらず、私たちといっしょに街にくりだしましょう。

  一方、身体に障害を持つかたに安全に阿波おどりを楽しんでいただくためには、その人数の二倍、三倍の方々のボランティアの協力が必要です。
 「ひろげようノーマライゼーションの輪」を合い言葉に、健常者の方もボランティアとして私たちの輪にご参加ください。利用者の生活習慣を尊重し、一人ひとりが役割をもち長期にわたり安心、快適に暮らすことができる「生活の場」を提供できるよう、支援させていただきます。